朝の支度が進まない!子どもが動かない理由とイライラしない工夫

朝の支度が進まない子どもへの対処法|イライラしないコツ 子育ての悩み

毎朝、「子どもの朝の支度が進まない…」と悩んでいませんか?
幼稚園や保育園に送り出したあと、どっと疲れが出ていませんか?

私は2歳と4歳の男の子を育てている元幼稚園教諭です。

幼稚園教諭をしていたころは
「親になったら余裕をもって登園できるようにしよう」と当然のように思っていました。
しかし今では、登園時間ギリギリに子どもを受け渡す日々です。

「朝は戦場」とよく保護者がおっしゃっていましたが、
我が家でも毎朝、もれなく戦いが繰り広げられています。

バタバタする朝に、子どもが支度をしてくれないとイライラしてしまいますよね。

出発時間が近づくと、「時間がない!」と焦るあまり、
子どもにも強く当たってしまうこともあります。

バタバタと動き回る自分とは反対に、ゆっくりのんびりしている我が子。

その姿を見ると、つい「早くして!」と何度も言ってしまい、
声もどんどん大きくなってしまいます。

自分で支度ができるように見守っていても、なかなか進まず最後は時間切れ。

「もう~!」とため息をつきながら、子どもの支度をパッと済ませてなんとか出発…。
そんな朝も少なくありません。

余裕がないときには、朝から怒ってしまい自己嫌悪になることも。

この記事では、「朝の支度が進まない問題」に着目し、なぜ進まないのかを解説します。
そして、支度をスムーズに進めるための工夫を、私の知識と実体験をもとに紹介します。

子どもの朝の支度が進まない3つの理由

なぜ朝の支度は進まないのでしょうか。
理由をいくつか挙げて解説していきます。

子どもは時間の感覚がまだ未熟

子どもに「あと5分」「もう少しで出発だよ」と言って支度をせかしていませんか?

子どもの時間の感覚はまだ発達の途中です。

「ご飯のあとに遊ぶ」といった“順番”としての未来を理解し始めるのが
3〜4歳頃といわれています。

5分後、10分後などの時間の長さを感覚としてつかめるようになるのはもう少し先。
5~6歳頃から理解が進むとされていますが、個人差も大きい部分です。

「時計の針が6になったら」というようにわかりやすく未来のことを伝えても、
あとどれくらいかを体感するのは、子どもの発達を見ても難しいことが多いでしょう。

やりたくない・気分が乗らないことが多い

着替えや歯磨き、持ち物の準備など、
そもそもやりたくないことだからやらない、というシンプルな理由です。

目の前に大好きなおもちゃと着替える服が並んでいて、
服を手に取って着替え始める子はどれくらいいるでしょうか。

我が子たちなら、服になんて目にくれず、おもちゃで遊びだすことでしょう。

子どもは「楽しそう」「やってみたい」で動きます。

そう考えると、私たち大人が「着替えてね」「歯磨きしようね」と言っただけではやる気にならないかもしれません。

何をすればいいのか分からない

支度をするよう声をかけるとき、いくつ声をかけていますか?

大人が「○○して」「△△も」といくつも指示を出すと、
子どもの中では何をすればいいのか分からなくなります。

私もよくやってしまいます。

「着替えようね」と言いながら、
頭の中に浮かんだ「その後は歯磨きだな」がそのまま口に出してしまう。
更に、ふと思いついて「トイレって行ったっけ?」と聞く。

矢継ぎ早にいくつも子どもに投げかけると、子どもは動かなくなってしまいます。

朝の支度が進まないときの対処法5選

では、朝の支度がスムーズに進むためにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは、私が実際にやってみて効果があったことを紹介します。

朝の支度がスムーズに進むための対処法5選
  • 楽しく支度をできるようにする
  • 支度に集中できる環境をつくる
  • やることを見える化する
  • 声かけを変える
  • 時間を決めてタイマーを使う

楽しく支度をできるようにする

我が子に一番効果があった方法です。とにかく支度が楽しくなるように工夫をします。

「楽しくするってどうやってやるの」と思うかもしれませんが、どれも簡単なことばかりです。

明日からぜひ試してみてください。

  • 一緒に支度を進める
  • 子どもの好きな曲をかけて、曲が終わるまでに支度をする
  • 手をクレーンにして「ウィーン、ガシャン」と言いながら支度を進める
  • トイレまでの道のりを抱っこやお馬さんで移動し、スキンシップをとる

少し体力や演技力が必要なものもありますが、我が家で人気の方法です。

特に、「一緒に支度を進める」は一番効果がありました。

「○○しなさい」と声をかけるよりも、
「一緒に○○しよう」と誘うようにすると、子どもの反応がぐっと変わります。

例えば、一緒に着替えをしたり、一緒にトイレに行ったり、一緒にごはんを食べたり。

大人にとっては当たり前の支度でも、
子どもにとっては「お母さんと一緒に何かをする時間」になります。

我が家でもこの方法を取り入れるようになってから、
「やりなさい」と言わなくても、嬉しそうに支度を進めてくれるようになりました。

支度の時間を“やらされる時間”ではなく“一緒に過ごす時間”に変えることで、
子どものやる気は大きく変わります。

また、時には競争やポイント制などを取り入れて、ゲーム感覚で楽しむのもおすすめです。

うちでは、支度中に音楽を流すのですが、
長男が毎回持ってくるのが「タッチペンで音が聞けるはじめてずかん1000」です。

音楽が流れるページがあり、「トルコ行進曲」や「ウィリアム・テル序曲」など、
テンションが上がる曲が流れるので、支度がゲーム感覚になります。

朝の支度に悩んでいる方にはかなりおすすめの方法です。

支度に集中できる環境をつくる

おもちゃが目に入ったりテレビがついていたりすると、
子どもは支度をしていても気が散って進まなくなります。

おもちゃをなくすことは難しいとは思いますが、
転がっているおもちゃは片づけるなど最低限は片付けて支度をしやすくしましょう。

うちで効果的だったのが、テレビを朝はつけないようにしたことです。

支度を進めているときにテレビがついていると
どうしても気持ちはテレビのほうに行ってしまいます。

支度ができたら好きなアニメを見る、などもやってみましたが、
結局テレビを見る時間を確保するために急かすこととなり、
いっそのことテレビをつけないという選択に落ち着きました。

テレビをつけないようにしたら、ダラダラ支度をする頻度が減りましたよ。

最初こそ「テレビみたい」と言っていた子どもたちも、
気づけばテレビ無しの朝の時間に慣れて何も言わなくなりました。

やることを見える化する

朝の支度は歯磨きや着替え、顔を洗うなど、子どもがすることは複数ありますよね。

子どもに「○○しよう」と声をかけるだけでなく、
視覚的にもすることが分かりやすくする工夫がおすすめです。


私は、マグネットシートを使い、
やることを絵にかいてホワイトボードに貼ったものを作りました。

分かりやすくてよかったのですが、
2歳の次男が大層気に入っておもちゃにしてしまい続かず…。

今は「やることチェッカー」を使っていますが、
一目でやることが分かるので、声かけが減りました。

声かけを変える

子どもは時間の感覚が未熟なため、
「早くして!」と言われても、どう動けばいいのか分からないことがあります。

そのため、「今やること」を一つずつ伝えることが大切です。

「次は○○しようね」と伝えるのもいいですが、
「次は何するんだっけ?」と問いかけることで、自分で考えて行動する力が育ちます。

また、
「歯がきれいになって気持ちいいね」
「着替えたら幼稚園でいっぱい遊べるね」など、

支度をしたあとの気持ちよさを伝えるのもおすすめです。

時間を決めてタイマーを使う

何度も声をかけてしまうと、子どもも親もだんだん疲れてしまいますよね。
そんなときにおすすめなのが、あらかじめ時間を決めてタイマーを使う方法です。

「この時間までにやりなよ〜」とゴールを伝えて、タイマーをセット。

あとは、その時間内であれば、たとえギリギリに支度を始めたとしても、
あえて口出しはしません。

大人からすると「もっと早くやればいいのに」と思ってしまいますが、
子どもなりに時間を意識して動いている最中です。

そこで急かしてしまうと、自分で考えて行動する機会を減らしてしまうこともあります。

この方法なら、何度も声をかける必要がなくなり、親の負担も軽くなります。

また、「自分で時間を決めてできた」という経験が積み重なり、
子どもの自主性や時間感覚を育てることにもつながります。

この方法を取り入れるときは、「時間が目で見て分かるタイマー」を使うのがおすすめです。

特に「時っ感タイマー」のように、残り時間が色で減っていくタイプは、
時計が読めない子どもでも直感的に時間を理解できます。

「あとどれくらい?」が一目で分かることで、自分で考えて動きやすくなり、
声かけの回数も減りました。

子ども自身が時間を意識して行動するきっかけにもなるので、
朝の支度に悩んでいる方にはぜひ取り入れてみてほしいアイテムです。

それでもうまくいかない日もある

工夫すればいいことを頭ではわかっていてもできない日もありますよね。

自分の体調がすぐれない、
睡眠不足、
子どもの予想外の出来事が起きた、など、
その日によって心と体のコンディションは違います。

私たちだって人間です。
毎日うまくいくわけではありません。
特に子育ては、イレギュラーなことの連続です。

朝は一日の中でも特に余裕がない時間帯。

うまくいかない日があるのは当然です。

「今日も怒りすぎてしまった…」と自己嫌悪になった日は
こちらの記事も参考にしてみてください。
▶つい怒りすぎてしまう時の対処法はこちら

そんなときは、最低限の支度だけして、
あとは大人がサッとやってしまっても大丈夫。

一日や二日、歯を磨かなくても、顔を洗わなくても、
すぐに大きな問題になるわけではありません。

まとめ|頑張りすぎなくても大丈夫!

今回は朝の支度が進まない原因とスムーズに進むための工夫を紹介しました。

この記事を読んで、少しでも朝のバタバタの中に余裕が生まれたらうれしいです。

朝の支度が進まないのは、決してあなたのせいではありません。

毎日がんばらなければ、と思わなくて大丈夫です。

子育ては長いお付き合い。頑張りすぎず、無理のないペースで続けていきましょう。

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